ライティング

要は、恋愛もビジネスもアートも人間理解が最強スキル。

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会社のノルマをクリアするために血眼になって商品の良さを説明したり、女とヤりたいがために自分がいかに優れているかを説明し相手を褒め、会社を辞めてあぶく銭を持ちたいがためにネットで見つけたマルチ商法を友人に勧めたりする人々は嫌という程多いものです。

これから紹介する内容は、このような間違いを犯している人にはもちろん、これからコピーライティングや広告、フリーランスや起業して収益を発生させようと考えている人々に強大な力を与えます。また、女性であれば男性から世界に一人だけの存在、今まで会ったことのない特別な存在として認識されて、モテることは必須です。

といいますのも、これからお話しする内容はトップキャバ嬢やNo.1ホスト、文章だけで何もしなくても売れる広告文を作り出すような人が実践していることだからです。コピーライティングを学ぼうと考えて読んでいる方にとっては、おそらく最も重要な内容なのでしっかりと意識しておいてください。

それでは参りましょう。

人が生きる中で最も求めているもの

まずあなたに一つ、重要な質問をします。

人は、なんのために生きていると思いますか?

10秒くらい時間をとって、実際に考えてみてください。

もちろん人によって様々な見解があるでしょうし、それはそれであなた自身の答えです。夢をかなえるためであったり、他人を幸せにするためであったり、色々と思いつくかもしれませんがここでは一つ答えを出します。

それは「人は理解されるために生きている」ということです。

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人は理解されることを渇望している

心を大らかにして受け取って考えて欲しいのですが、人は理解されるために生きているという本当の意味を知った時、あなたのコピーライティングやマーケティング、人間関係を良好にするレベルが次元を超えて上がっていきます。理解されるということは、食べたいとか、交尾したいと言った動物的な欲求ではなく、人間的な欲求なのです。

なぜ、FacebookやツイッターといったSNSはこんなにも人気なのでしょうか?お金にならなかったとしてもSNSを利用する人々は多いですが、彼らは皆自分の趣味や頑張りを他の人に理解して欲しいから投稿し続けます。

もしくは、浮気をされた女性は男性に対して怒るかと思いますが、これは男性が浮気をしたこと自体に怒ってはいないのです。浮気をされたことによって、寂しいとか捨てられるのではという不安の気持ちを相手に理解してもらうために怒る場合が多いのです。どれだけ傷つくかを伝えたいのですが、そういった気持ちを直接ぶつけるのは弱さをさらけ出すことになるので、怒りをぶつけることになります。

ここで感じて欲しいのが、人は本当は怒りたいわけではなく、これだけ私は苦しんでいるという部分を理解して欲しいということを知っておきましょう。人は基本的に自分のことを話すことが好きで、聞かれたらペラペラ話してしまうことも多々あります。上司やお年寄り、小さな子供が自慢したり、過去の栄光を語るのもいかに自分が凄いかを相手にわかって欲しいものです。

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人は相手に自分の状況を分かって欲しいと考えている

これを読んでいるあなたにも自分自身の行動や発言を振り返ってみて欲しいのですが、どうしたあんなことを言ったのだろうとか、どうしてあんなことをしたのだろうと思うことであっても、その根本的なところには人に理解されたいという欲求が隠れています。

誰しもが自分を理解して欲しいと思っているということがわかれば、これからあなたのコミュニケーションも変わっていきますし、商売をするにしてもお客さんの心を掴むような販売のやり方を考えていくことができるようになります。これが、マーケティングやコピーライティングの次元を引き上げる重要な概念となります。

人間関係の始まりと終わり

人間関係が始まるときとはどういう時でしょうか。これもまた、自分のことを理解してくれていると感じた時に、人間関係が始まるということがわかります。たとえば小学校や中学校、学生時代に仲良くなった友達を思い出してみてください。

 

おそらく最初に同じゲームが好きだったり、スポーツや趣味などで話が合ったり、同じ部活や学部であったりと何かしら共通点があったはずです。そういう共通点があったりすると、人は自分のことを理解してくれていると考え、好意を抱きます。これは商売でも同じく、相手がこの人は自分のことをわかってくれている、理解してくれていると考えると人間関係が始まります。

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共通点が5つあれば親友になれると言われている

逆に人間関係が終わる時とは、理解されていないと感じた時です。あなたが過去、人間関係が希薄になってしまった人を思い出して欲しいのですが、きっと考えの違いや同じような共通点がなくなったり、理解されてないと感じたことが原因ではないでしょうか。

これは普段の人間関係だけではなく、商売をしていく上でも同じことが言えます。気持ちをわかってくれてないと見込み客が感じたら、ただ去っていくのみです。多くの人に覚えておいて欲しいのですが、ネットでもリアルでも、お金を支払うのは自分自身と全く同じ生身の人であり、その人の感情を動かさなければ望みは叶わないということです。

このことを絶対に忘れないでください。

 

マーケティングやコピーライティングにおいても同じことが言えます。マーケティングはドライで教科書に書かれたような定義では、どのように販売して、リピートされたり売れるための全体設計をする技術のことを指し、コピーライティングは設計された全体像をメッセージに落とし込んで見込み客に伝える技術のことです。

しかし、教科書ではなく、もっと温かみのある人を意識した定義であれば、どちらも会社とお客様との人間関係を構築するための技術と言い換えることができます。相手の悩みを汲み取って、それを解決できる商品やサービスを提供してお客との人間関係を始めます。

コピーライティングもマーケティングも、商売自体を維持していくための手段にすぎず、本質は人間関係の構築にあります。そのお客との人間関係を構築するのに最強のスキルが相手を理解することだということです。

Portrait Of A Young Couple Calculating Finance At Desk

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結局、人を理解することが繁栄につながる。

士は己を知る者の為に死す

これは春秋戦国時代において、晋の予譲という人物が恩人の仇を討つ時に発した言葉とされています。その意味は、「男は自分の真価を認めてくれる人のためなら死んでも良いと思うのだ。」ということです。ここからも理解されたいという欲求は、時に命を捧げてもいいと思わせてしまうくらいの強大な力があると言えます。

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己の価値を認めてくれる仲間のためなら命を賭ける

これを商売で置き換えてみるとどうでしょうか。お客が自分のことを理解していると感じた対価として、命を捧げるくらいであれば、その命の代わりにお金を払うことはそこまで難しいとは思いません。

ひとつ例を挙げてみましょう。

ある女性は着物店で働いており、着物の共同展示会で他のお店の着物店とともにお客さんを呼び込んでいました。しかし、そこに突然やってきたあるおじいさんが他の着物店の販売員に対して怒鳴り散らし、壁をドンドンと叩いたりして迷惑行為を始めたのです。他の販売員はなぜそのような騒ぎになったのか分からなかったので、おじいさんとは取り合わず、迷惑な客だと考え眉をしかめておりました。

しかし、その女性はおじいさんが怒鳴っている中で、奥さんに先立たれて今は一人暮らしをしているのだということがふと推測できたといいます。そこで女性は、おじいさんの方へ近づいていき「おじいさん、一人暮らしなのね。家に毎日一人って辛いですよね。」と話しかけました。

するとおじいさんの動きがピタッと止まり、目を丸くして不思議そうに女性の方を見つめました。その女性はさらに続けて、「ご飯を食べる時も一人で、すごく寂しいですよね。奥さんがいた時はもっと楽しく話したり、喧嘩しながらでも賑やかに食卓を囲んでいたんですよね。一人でスーパーのお惣菜を食べる寂しさは耐えられないですよね。」

と続けて話したところ、急におじいさんは号泣し始めたのです。そしておじいさんは、「そうだ、俺はいつも一人ぼっちで寂しかったのかもしれない。こんなことになって本当に迷惑をかけてしまい恥ずかしい。」ということを打ち明けてくれたのです。

実はおじいさんはイライラしている原因が自分では分かっておらず、後になって誰からも相手にされずに存在を認めてもらえず、自分の気持ちをわかってくれる人に何年も出会えずに悲しんでいたことがわかりました。展示会で怒鳴っていたのも、誰にも相手にされないことで存在を否定された感じがしたからだったのです。

おじいさんは女性から理解の言葉をかけてもらったことで一通り泣いた後、その女性に感謝の言葉をたくさん述べて、お孫さんのためにその女性からたくさん着物を買って帰っていきました。その後も女性のお店の常連客となり、他のお客さんを紹介してくれるまでになったといいます。

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理解者は敵をも味方にする

相手は自分を理解してくれている人のためであれば、命を捧げるくらい大切にしたいと考えるようになります。キャバ嬢のために消費者金融で百万円もの借金をしたりするサラリーマンがいるのも、キャバ嬢が相手に理解していると示すことが抜群に上手だからです。

そして、幸いなことに今の時代というものは理解する能力を発揮しやすい時代でもあります。

Docomoが行った「親友は何人いるか」という12000人を対象にした調査では、32%の人たちが親友の数は0人としていて、全体的にも親友の平均人数は1人という結果になりました。これはすなわち、SNSが流行って、人との交流がしやすい時代にもかかわらず、コミュニケーション能力が低下したためにほとんどの人が、親友がいない状態になっているということです。多くの人が自分を理解してくれている人がいないと実際に感じています。

もしかしたらあなたも、どこか表面上な付き合いがほとんどで、腹を割って本音で話せる人がいな買ったりするかもしれませんが、周りの多くの人たちも同じように心の中で孤独を感じて、心の中で泣いていたりするのです。

Mother Teresa of Calcutta at a pro-life meeting on July 13, 1986 in Bonn, Germany

Mother Teresa of Calcutta at a pro-life meeting on July 13, 1986 in Bonn, Germany

私が思うのに、この世で一番大きな苦しみは一人ぼっちで、誰からも必要とされず、愛されていない人々の苦しみです。また、温かい真の人間同士のつながりとはどういうものかも忘れてしまい、家族や友人を持たないが故に愛されることの意味さえも忘れてしまった人の苦しみであって、これはこの世で最大の苦しみと言えるでしょう。

 - マザー・テレサ

セールスの極意

もしも、あなただけがその人の存在意義や、存在価値、心を理解してあげることができたならば、その人はどれだけ嬉しいでしょうか。そうなればあなたはその人にとって本当に大切な人だと思ってもらえるようになります。逆にあなたが今悩んでいることとか、我慢しているようなことや苦しいと思うことや、不安に感じていることとか、こんなことをしたいという強い願望を誰よりも深く分かってくれる人がいればどう感じるでしょうか?

自分の、弱みやネガティブな部分でさえも全て相手が全力で受け入れてくれるのであれば、人によっては涙が出るほど嬉しくなって、目の前の人が人生の中でとても大切な存在になるのではないでしょうか。想像して欲しいのですが、そういう心から信頼の置ける人や自分のことを誰よりも深く理解してくれる人から、これをするといいよと言われて何かを勧められたらあなたはどう感じますか?

もちろん内容にもよるでしょうが、ほとんど何も抵抗を感じずにその内容を受け入れる人が多いと思います。これが、コピーライティングの極意、つまりセールスの極意なのです。

Friends Watching Sport Celebrating Goal

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提案の前に心で繋がった仲間にすればいい

相手のことを誰よりも深く理解して、それを相手にしっかりと伝えて、人間関係と信頼関係を築くことができれば、ものは簡単に売れてしまいます。なので、どうやったら売れるかと考えるのではなくて、どうやったら見込み客を誰よりも深く理解して、仲間にするかということに考え方を変えていきましょう。

大抵のビジネス書などでは、一言だけ「信頼を築く」と書いていますが、相手を理解するということが抜けている場合が多いものです。コピーライティングでも、読み手の感情を煽ればいいといった内容や、強い感情を使う、メリットを強く伝えると書かれておりますが、それでは罪悪感を感じたり相手に対してぶっきらぼうになってしまいます。

しかし、本質は見込み客のことを深く理解して、示すことで信頼関係をつくることだということを肝に銘じておきましょう。

理解の4段階のレベル

勘のいい人であれば気づいているかもしれませんが、この理解のスキルを悪用してしまえばとんでもないことになります。1978年にカルト宗教の教祖ジム・ジョーンズは、人々に貧困や人種差別などの苦しみに対して理解を示したことで、最終的に912人もの信者たちを集団自殺に追い込みました。

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By Nancy Wong (Own work) [CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons

↑理解の力を悪用したカルト教祖ジム・ジョーンズ

このように、理解のスキルは人を死に追いやったり、相手の生活を破綻させたりすることができるほど想像以上に強大な力があります。扱う人の心が問われる繊細な武器でもあるので、このサイトのコンセプトに共感できるあなたは、このスキルを見込み客をより良い方向に導くことに使ってください。

それではこれからそのスキルを身に付けるために、まずは理解の4つのレベルを紹介します。最後の最終レベルまで到達する人はかなり稀です。

理解Lv.1 オナニスト

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これは、相手をそもそも理解しようとしない状態で、自分の意識や心は自分にしか向いていません。自分の自慢をして相手をけなしたり、ヤりたい目的の男などがこれに当たり、自分しか気持ち良くならない理解オナニストです。せめて、これを読んでいるあなたは最低、このラインは超えてください。これは普通の人以下の理解レベルです。

オナニストコピーライティングは、ただ自分の書きたいこととか、伝えたいことを書いているだけのコピーです。ブログも「今日は彼氏と高級車でデートして楽しかった〜ヤッホー!」みたいな自己満レベルが多いです。

相手がそのコピーを読んでどう感じるかという視点が完全にすっぽ抜けてるので、もちろん集客もできないですし、販売しても売れません。映像製作していると、結婚式ムービーで来場者を喜ばせたいという人と、ただ自慢をグダグダ続けた動画のタイプがいますね。

理解Lv.2 おせっかい

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理解Lv.2では、相手を理解しようとしている状態で、相手に対して関心を寄せています。しかし、相手からは少しおせっかいと感じられたり、的外れなことをしているので、相手は理解してもらっているとは感じません。

誕生日プレゼントをするときに、もらってもそこまで嬉しくないプレゼントをしたり、どーでもいい話題ばかりしてくる人とかはこのおせっかいの段階です。これは普通の人レベルで、大抵おせっかいしても相手は「嬉しくない」とは言わないので、気づかないまま過ごしています。

コピーライティングで言えば、読み手のことを意識してはいるものの、表面的な現実しか把握しておらず、「東京に住んでるー、会社に働いてるー」と、当たり前のことを伝えて相手の心には響きません。表面的に「プレゼントが欲しい!お金が欲しい!」とわかっていても、どんなプレゼントが欲しいのか、お金をどう使って何を感じたいかを理解できてないのです。

理解ができていないのでそこに力はなく、集客もできなければ販売もできません。

理解Lv.3 Win-Win

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相手が理解されていると感じている状態になります。自分の意識や心が相手に向かっていて、相手もしっかりとそれを感じています。この状態まで行けば、理解された相手は嬉しくなり、理解してくれた相手のことを好きになります。

家族や親友など心を開いて、信頼している状態にあります。この段階まで行くと、自分も相手も心地いいのでお互いに気を遣うことなく話せます。

コピーライティングでいえば、見込み客が大切にしている価値観や信念、願望や悩み、不安や現実を理解して、相手に伝えることができるコピーです。相手も友達に勧められた感覚なので、この段階まで行けば、1万円〜2000万円くらいの売り上げを立てることは可能です。

理解Lv.4 賢者

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ここまで行く人は稀ですが、理解の度合いが相手を超えます。すなわち、相手ですら気づいていない心を深く理解することができる状態です。このレベルで理解された人は、ほぼ間違いなく涙をボロボロ流して泣きます。日本では心理カウンセラーの心屋仁之助氏をチェックしてみるといいかもしれません。

このレベルのコピーライターは相手の心の奥底にある深い痛みやエゴや欲望、繊細な部分、恥ずかしい部分やダサいと思う部分まで深く理解して、受け入れて、代弁して、相手に伝えたり解決したりすることができます。

相手の人生が変わるほど大きく、それもピンポイントで感情が揺さぶられます。商品にすれば全てリピート購入してくれたり、こちらから頼んでいなくてもどんどん紹介してくれたり、不思議な現象が起きていくのです。

理解レベルを上げる3つの考え

ここから、次元を超えた理解レベルや究極な賢者のような状態まで行くにはどうすればいいかをお伝えします。

答えを先に言えば、リサーチです。リサーチについてはまた別の記事で詳しく教えていきますが、リサーチが8割の要素を占めます。それ以外の部分はスパイスや練乳などのソースみたいなもので、リサーチがメインとなります。

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相手を知ることがメイン。それ以外は調味料。

どんなに優れた理解者であったとしても、相手の情報を何も知らなければ何も理解してあげることはできません。逆に、スキルがなくても相手のことを本当に良く知っているのであれば、その人に語りかけるようにするだけで相手の心に響くようになります。そうなれば、語りかける感覚なので押し売りをしたりして無理な罪悪感を感じる必要もなくなってきます。

 

もちろん、リサーチも理解の能力も両方高めていけば最強の賢者になるので、これから理解のレベルを上げるために必要な考え方をお伝えしていきます。理解の能力は確かにスキルではありますが、先ほどの女性の例でもお伝えしたように、考え方や心構え次第で理解の能力が変わってきます。なので、これから3つの考え方を説明します。

 

其の1:我を消す

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神社などに行って、祠を開くとそこには神様がいるといいます。しかし、祠を開けてみるとそこには”鏡”があります。大抵の場合、鏡には自分の姿が見えると思います。実はあなたのもっている我を消した時、あなたは神に近づきます。”鏡(かがみ)”から”我(が)”を消すと”神(かみ)”になるのです。

成功者の多くが瞑想をしている理由ももしかしたらここにあるかもしれませんが、実は相手のことを深く理解するためにも我を消すということが非常に大切で非常に難しいことなのです。例えば、相手を理解して好かれたいとか、操作して金を貢がせたいとか、そういった下心があれば相手はなかなか心を開きません。

もしくは自分のことを知ってほしいという我が邪魔をして、相手のことを知る機会を失うこともあります。

自分は何者でもなく、神社にそびえる神のように穏やかで存在していないかのような意識を保ちます。ここがかなり難しいのですが、次の段階でこの意識が役に立ちます。

其の2:相手の全てを受け入れる

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相手を知れば知るほど、その人の嫌な部分や自分と似ていると認めたくない部分も出てきます。その弱さが伝染して、自分もネガティブな気持ちになったり、泣きたくなるような相手の事情を知るようになります。

そういった惨めさや痛みや寂しさというのは、本来は避けたいものです。愚痴を聞くのは嫌でしょうが、相手の発するメッセージを全て受け止め、そして受け入れてあげる覚悟を持つ必要があります。それを行うためにもやはり我を消すことが重要だったのです。

もしも相手が自殺したいくらいの苦しみを感じているのであれば、自分もその苦しみを受け入れて死にたくなるくらいまでに痛みを感じるくらいの覚悟を持ちます。相手以上に相手の痛みを感じることができれば、相手以上に深く相手を理解することができます。この理解ができるだけでも相手の行動の原因がわかるようになってきます。

其の3:相手になる

まるで幽体離脱をして、相手と重なり、相手の目線になって何が見えるか、そして相手だったらどのように考えて行動するかを一致させます。これは、一流のメンタリストやマジシャンが使える技でもあります。トルステン・ハフェナーやマルコ・テンペスト、ダレン・ブラウンなどの人たちをチェックしてみると分かりやすいでしょう。

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By Cen2s2s [Public domain], via Wikimedia Commons

↑DAIGOも尊敬する世界的メンタリスト、ダレン・ブラウン

なぜ彼らが相手の動きを先に読んだり、相手を操作したりすることができるかというと、自分が相手であればどう動くかと言うことを相手目線になり、どのような言葉や現象が降りかかれば望んだ方向に動くかを先に考えるからです。

これをされた相手は、「どうして、そんな気持ちまでわかるの?」と不思議な気持ちになり、弱い部分まで共感してくれた人に対して、他の人にはない仲間意識を抱くようになります。一度、深いレベルで仲間だと意識をすると、その関係を失いたくないがためにお金や命ですら差し出してもいいと考えます。

ここまでの関係が築ければ、商品を販売しますよ!と言うだけで買ってくれるようになるため、コピーライティングのテクニックも関係なくなってきます。関係が築ければ、あとはその後も購入してくれるので短期的ではなく、長期的に売り上げを保っていくこともできるのです。

当然ですが信頼関係が築けていないのに相手の本心をつかないようにすることは注意が必要です。相手にもよりますが、初めて会って安心していない状態で相手の悩んでいるところを切り出してしまうと、逆に不審に思って心を閉ざしてしまいます。

理解するにしても相手の信頼関係ありきと覚えておきましょう。

4つのあくしょんステップ

それではこれから理解のスキルを高めるための具体的な行動を書いていきます。ここまで読んで、理解のスキルを高めたいと思った人は実践してみてください。

Action Step1 : 人間関係を深めたい人を一人決める

これは身近な父親だったり、友人の一人だったり、恋人であったり誰でも大丈夫です。もっと心から話せるようになりたいという人を一人決めましょう。

Action Step2 : 3つの考えを意識してコミュニケーションする

我を消して、全て受け入れ、相手になる。

この3つを意識してコミュニケーションをします。もしもいきなりは難しいと感じた場合は、相手のことを知った上でイメージトレーニングをする時間を取るといいと思います。

そして理想的な話し方をして、イメージを近づけていきましょう。

Action Step3 : 相手の気持ちを言葉で表す

相手の気持ちを理解すると、その感情が自分にも湧き上がってくることを感じます。あなたは相手の言いにくいことを代弁してそれを言葉で発してみてください。嫉妬するとか、蹴落としたいとか、そういった負の感情は言いにくいものです。

Action Step4 : 少しでもできたら自分を褒める

少しでもできたら、「私って才能あるわ!さすが!」と自分を褒めます。褒めれば脳はその行動を取ろうとして、自分を責めれば行動をしないように脳が働きます。

これらの理解をしていく上で、やはりトレーニングは欠かせません。ハープ奏者がハープを弾けるのは、ハープをたくさん弾いてきたからであり、占い師もメンタリストもマジシャンも、相手を理解しようと心がけた回数が多いから人をよく理解できるのです。

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ハープ弾きもハープを弾き続けたから上手くなっただけ。

ポイントとしては、表面的な言葉にとらわれないことが大事です。なぜその言葉が出たのか、その言葉が出てきた背景はなんだろう、原因はなんだろうと意識を変えて見ていくことが大事です。こういう意識で相手と対しているとある日、相手が見えているものとか、感じ取れるものが出てきます。

女性が「仕事と私どっちが大切なの!」と言うときがありますが、それも言葉だけをとって「君の方が大切だよ。でも仕事が忙しいんだ。」と答えてはいけないのです。その背景には「仕事ばかりでいつも寂しい!」というような気持ちがあります。このように言葉の裏を理解して、それを汲み取っていくという感覚です。

こういったコミュニケーションができるようになれば、あなたの周りに相談者がどんどん集まったり、あなたのいい噂が他にも広まって新しい出会いが訪れたり、より人生の幅が広がっていきます。このスキルは誰もが身につけておく価値があると思いますので、誰からも慕われる賢者のような存在になると決めてみてください。

それでは最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。

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