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2018年、目標を達成するために必要な3ステップ

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▶︎目標を掲げても年末には新年の抱負を思い出せなくなっている

▶︎そもそも目標を立てることがない

▶︎目標を立てても続いた試しがないので自分が信じられない

▶︎同じ日々の繰り返しから脱して今年こそ自分を変えたい

▶︎目標を達成して年末には笑顔&ハッピーで新年を迎えたい

 

アメリカのとある調査によれば、新年に目標を立てた人のうち25%もの人が1週間で挫折し、年末までに92%の人たちが新年に立てた抱負を達成できずに失敗しているようです。

そもそも、目標に関しては色々と立て方があると言われますが、たとえば「大きい目標」と「現実的な小さな目標」どちらがいいのかや、目標は人に言うべきか黙っておくべきか、曖昧にすべきか明確にすべきかなど、矛盾する意見を主張する情報が多々あります。

そこで今回は達成率の高い新年の抱負をたてて、日々の生活をより意味のあるもので充実させて、1年後にはあなたが多くの人から尊敬の眼差しを向けられて美味しい思いができるような方法をご紹介していきます。

そもそも目標とか要るの?目標を立てる理由

実は、世の中には「目標なんて必要ないよ」という人も多く、たとえば堀江貴文さんも会社経営で目標を立てる事はなく、「やりたいことをなるべく早くやるだけ」と答えています。

早速の結論ですが、あなたがすでに自分のやりたいことを毎日充実して行っていて、目標を立てる事が逆にストレスになる場合は無理して立てない方がいいかもしれません。

しかし、一方で征服王アレクサンドロスの師匠アリストテレスは「人間は、目標を追い求める生き物だ。目標に向かい努力することによってのみ、人生が意味あるものとなる。」と述べているように、人生に空虚を感じているのであれば、目標を重要視する成功者や偉人の言葉を参考にしていけばいいかと思います。

"Man is a goal seeking animal. His life only has meaning if he is reaching out and striving for his goals." By Aristotle with a Bust of Homer signed (l.l.): Rembrandt.f. / 1653

7つの習慣』などの世界的ベストセラー作家でもあるスティーヴン・R・コヴィー氏は著書の中で、多くの人は重要ではない雑用に時間を取られていて自由になるためのスキルアップや魅力を上げるために時間を割くことができないとして次のように述べています。

「私生活でも仕事でも、私たちは下草を刈る作業に追われるあまり、間違ったジャングルにいても気づかないことがある。・・・私たちに必要なのは、はっきりとしたビジョン、明確な目的地である。」-完訳7つの習慣 人格主義の回復

間違ったジャングルで変わらぬ景色に疲弊していないか?

新年の抱負をなんとなく作っている人はそもそも目標の作り方や作った後に気にかけない場合が多いものですが、目的地を決めるためにもいくつかの達成しやすいポイントがあるはずなので、これからそのポイントを押さえた上で最後に実際に目標や新年の抱負を立てるのに役立つステップをお伝えしていきます。

目標は大きくするべき?達成しやすいものにするべき?

Time誌やForbsにも執筆し、オンラインで300億ビュー以上を誇る記事を書くWebライターのニコラス・コール氏によれば、あまりにも多くの人たちが非現実的な目標を立てすぎて、自ら潰れていくと述べており、多くの場合彼らが失敗する原因は次の7つに分けられるといいます。

逆に言えば、この敗因の反対のことをすれば継続ができる可能性があり、地味な努力を覚悟して、人からどう思われても続け失敗は当たり前と捉え、ダメと思ったらやり方を変え、一つの計画を期間中は続け、人との比較をやめて、これさえやれば自分には目標を達成できるという自信を持つことが大切だということが考えられます。

これを考えれば結局、『自分ならできる』という自信とそこに達成するまでの計画があれば目標の大きさはあまり関係ないのかもしれません。

脳機能学者として有名な苫米地英人さんはYouTubeチャンネル内でコーチングに関して教えていますが、苫米地さん曰くゴール(将来自分があるべき理想の姿)は今のままの自分では達成できないほど大きいものほど良いとして次のように述べています。

『心から達成したいということ、本当に止められても達成したい、何が何でも達成したいということが大前提。そういう中で、自分の現状では決して達成することができないもの、これがゴールね。ということはさ、普通に考えたらそれ凄い大変じゃん。(中略)でも達成するんだったら(自分が)変わりますぐらい本当に望んでるからそういうゴールになるわけでしょ。』

苫米地さんによれば、「ゴールを達成する能力を自分は持っている」と信じることで、脳が無意識にゴールを達成して当たり前と考えるようになり、そこからゴールに向けて自分の行動や思考が自然と変わっていくといいます。

つまり、たとえ1年で12Kg痩せるという目標を立てても、自分が本当にそうなりたいと思っていてできると信じていれば達成しやすいですが、やりたくないことや自分はダメだと決めつけている人はたった2Kg痩せるという目標すら達成することもできないでしょう。

そう考えれば目標を達成するためには自分のできること、つまり現状の範囲内で目標を設定するか、自分が立てた目標に対して「自分はできる」と何度も言い聞かせる2つのアプローチ方法が考えられますが、自信というものは繰り返し行動をしていくことで自然とついてくるものという考えもあります。

92%の人がハマる目標達成を邪魔するトラップ

そこで一度目標を立てたら、そこへ向けての行動を取り続けることが大切になってきますが、アメリカのテレビ司会者メル・ロビンス氏は人間の脳は何かの衝動に駆られてから5秒以内に行動をしなければ「やらない言い訳」を考え始めるという「5秒の法則」としてTEDで次のように述べています。

「もし今日誰かの講演を聞いて、何かをしようという衝動にかられたら、5秒以内に、ノートをとる、自分にメールを送るなど、実際に何か行動をしなければ、緊急ブレーキを引いてしまいアイディアを殺してしまいます。問題はアイディアではないのです。問題は実際に行動しないということです。あなたがそれを殺してしまうのです。」

人は衝動に対してクリエイティブな言い訳でブレーキをかける

目標を立てることで計画を立てやすくなったり今何をすべきかが明確になり、すぐに行動へと落とし込みやすくなりますが、それを具体的にいつやるのかを決めなければ人はどんどんやらない言い訳を考えていくようになります。

パズドラで急成長を遂げたガンホーの孫泰蔵元会長が、東大受験に2回失敗した際、兄である孫正義氏から計画のなさを指摘されて次のようにアドバイスをされたそうです。

「事業でも勉強でも、計画が最も重要だ。そして毎日の頑張りを足し算していく計画ではなく、ある時点の目標を決めて、それを実現するために毎日何をしなくてはならないかという割り算型の計画を作らなくてはダメだ…」

泰造さんはその後、1ヶ月かけて計画を立てたところ1日に18時間勉強をする必要があるとわかりましたが、なかなか上手くいかずに再び孫正義さんから進捗状況を曖昧にして「できないのは仕方ないが、やったつもりになるのは最も悪い」と言われ、日々やるべきことを着実にこなしていくことで全国模試3位で東大に合格したと言います。

「やったつもり」と思い込むのが一番危険  By Masaru Kamikura from Japan - iPhone 3G 孫正義 谷原章介, CC BY 2.0, 写真

現状維持はものすごく強い欲求のひとつなので、人は自分を変えようという覚悟を決めない限り現状を維持しようとし続けますが、「やったつもり」というのは「自分は努力している」と思い込ませ何も成長をしていないことにすら気づかない現状維持の最悪の状況だと言えます。

目標を立ててその目標に達したいと考えるのであれば、こんな自分になれたらいいなで終わらずに、あらかじめ決めた目標に向かって日々やるべきことを淡々とこなしていってみてはいかがでしょう。

目標は人に言うべき?黙っておくべき?

ワンピースやナルトといった少年漫画の主人公は自分の夢を公言していますが、あなたが決めた目標やゴールは人に話すべきでしょうか。確かに孫正義さんのように、目標や夢を堂々と人に語ることで自分の逃げ道をなくして発破をかけるやりかたもありますが、一方で次のような実験も存在します。

2009年に心理学教授のピーター・ゴルウィツァーは163人の被験者に個人目標を書かせて、目標を皆の前で口に出させたグループと、目標を口にしないグループの二つに分けました。

その結果、目標を口にしなかったグループは「自分のゴールはまだ遠い」と感じて持ち時間の許す限り自分の目標に対する作業をしていましたが、目標を口にしたグループは「自分は目標に近づいた」と満足して平均33分で作業をやめたと言います。

↑目標を口にする奴の本心は注目を集めて満足したいだけ。

目標を言えば満足して行動がおろそかになるかもしれませんが、一方で孫正義さんのように目標を口に出すことで自分を追い込んで強制的に行動をしようと考える人もいますが、実はここにも危険が潜んでいる可能性があります。

先に苫米地英人さんの言葉に「ゴールとは止められてでも達成したいこと」というものがありましたが、人に言ってしまうことによって「やりたいこと」は「やらなければならないこと」に変わってしまうために、気づいたら目標を達成することは自分の望むべき未来でなくなる可能性があるのです。

人を率いる場合や本当にそうなりたいと信じきっている場合は、自分の夢や構想を何度も人に話していくことが大切になってきますが、個人的なやりたいことをベースとした目標の場合は人に言うよりもまずは黙々と孤独に耐えながら行動をする方がかえって目標の実現に近いはずです。

実際にこれから目標を作ってみようか

「5秒の法則」を思い出して欲しいのですが、これからステップバイステップで目標を定める方法を紹介していくので、今すぐに紙とペンを準備して5秒以内に作業に取り組むようにしてください。

5秒以上が経過すれば人は現状維持をしようと言い訳を考え始めるため、まさにこれを読んだ後の5秒間があなたの運命を左右するかもしれません。

↑今のあなたはこの状態になっているかい? なっていれば読み進めよう。

Action Step 1, 二重目標の設定

米スタンフォード大学にPersuasive Tech Labを設立したB.J.フォグ博士は、目標を達成するために必要な3つのステップを提唱しており、そのステップの1つ目として「現実的でないターゲットを設定しても達成できないし、目標が多過ぎてもいけない。そして、目標がより具体的であるほど達成しやすい。」と述べています。

そこで、ドラゴン桜の作者でもある三田紀房さんの提案する二重目標を作って、理想のゴールと最低限達成できそうな目標の二つをまずは作ってみましょう。

 

たとえば、海外旅行をしたいのであれば具体的に海外旅行の何が自分は楽しめそうかを考えると、「シンガポールで美味しいものを食べて友達を作ることは楽しそう」という結論に達したとします。

そのためには資金と語学力が鍵になってくると思いますが、ここで目標を「最低30万円貯めるが、できれば100万円貯めて一流ホテルに泊まる」、「最低1日に単語10個覚えて、できればTOEICで600点を目指す」と決めておくことで、理想へ向けた1日の行動が取りやすいかと思います。

ポイントとしては自分がやりたいことを設定することですが、それを言うと「やりたいことがわからない」という人が出てきます。シンガーソングライターのGacktさんはふかわりょうさんのラジオに出演した際に、明確な目標がわからない人たちに対して次のように語っていました。

『僕はよく言うのはまず自分のしたいことって何?自分のしたいことが明確にこういう職業につきたい、そうじゃなくても欲しいものは何?叶えたいことは何?手に入れたいものは何?たとえばこうなったら幸せになれる条件ってどれだけ必要?というのを全部ノートに書かせるんだよ、まずは。(中略)

たとえばこれくらいの生活をしているってことはこれくらいのお金が必要だよね。これくらいお金をだすってことはこれだけのお金を出すだけの仕事が必要だよね。ということを明確にやっていくと明確にその目標が見えてくるんだよね。』

目標が明確じゃないのはただ、考える時間をとってないだけ

孫泰蔵さんは年間目標を立てるのに1ヶ月かけ、兄の孫正義さんは会社を立ち上げる前に1年半かけて事業計画を練ったと言いますが、目標を立てる前に方向性を決めるためにもまずは目標に関する情報を集めて、時間をかけて計画を練ってみてはどうでしょう。(5秒のカウントが始まったぞ。)

Action Step 2, 目標のための行動を簡単にする

スティーブ・ジョブズが『やらないことを決める』大切さを説き会社の商品数を減らして重要な商品だけに集中したように、達成すべき目標の数を減らしたり行動するステップを簡単にしていくことが継続の鍵となってきます。

そもそも人の時間は1日に24時間と限界があるために、やることが増えるほどにかけられる時間は割り算的に減っていくので目標達成のスピードも遅くなっていくことは当たり前でしょう。

7つの習慣の中に『緊急ではなく重要なコト』にかける時間を増やし、それ以外の時間を減らすことが大切だと書かれていますが、たとえば漫画やテレビの見る種類を制限したり、最も重要な目標を一つに絞ることも大切になってくるでしょう。

さらに、行動をシンプルにするためには環境を変えてみることも非常に大切で、大前研一さんが言う『人間が変わる方法は3つしかない。1つ目は時間配分を変えること。2つ目は住む場所を変えること。3つ目は付き合う人を変えること。』という言葉を借りれば目標に合わせて不要なもののない環境に身を置くことも重要で、たとえば勉強するために仕事が終わったら必ず図書館かカフェに向かうと決めても良いかもしれません。(環境を変えるためにやらないことを5秒以内に決めよう。)

Action Step 3, 引き金を仕掛けて自動で弾を発射する

何かを行ったらその直後に何かをするという「流れ」を作ることで、感情に流されずに行動を簡単にすることができます。銃は引き金を引く行動が弾を発射するという現象を引き起こしますが、習慣も同じく、すでにある行動にプラスして何かの行動を関連付けるとドミノ式に行動を思考停止状態でも行うことができるようになります。

引き金を引けば、ターゲットへ向かって一直線

たとえば、毎朝目覚まし時計が鳴ったら「腹筋30回しないと止めてはいけない」と決めて目を覚まし、一杯の水を飲んでトイレ、そして机に向かうといった動作をあらかじめ決めることで「面倒臭い」とダラダラする隙を与えずに目標へ向かう行動をとることができるようになります。

人が行動しない理由の多くが決断するのにエネルギーを使っているからで、これを知っているマーク・ザッカーバーグ氏やスティーブ・ジョブズといった経営者は同じ服を着るといった動作やルーティーンを繰り返すことで考えなくてもできる行動パターンをいくつか持っています。

そのためにはすでに行っている動作、たとえば食事や風呂、トイレといった習慣の後や、寝る前に読書など、関連付けた行動をとることで習慣化しやすくなり、目標へ向かって無意識に進んでいくことができることでしょう。(ルーティーンを決めるんだ。5秒以内に。)

まとめ

ここまで読んできて、実際に目標について情報を調べてそれに沿って行動を取れる人というのは実は8%よりも少なく、多くの人が後回しにすることでやがて目標すらも忘れていくことになります。

エジソンの残した「人間は思考する努力を省きたいために、ありとあらゆる方便にたよろうとする。」という言葉を借りれば、目標に関して思考することは孤独な時間を要するために、楽をしようと多くの人はすでにある目標やパターンを真似するだけで終わるからです。最上の思考は孤独のうちになされ 最低の思考は混乱のうちになされる The best thinking has been done in solitude. The worst has been done in turmoil. -Thomas Edison

しかし、目標は他人が決めるものではなく、自分のやりたいことがベースとなっている方が達成しやすいので、自分自身の心に聞いて考える時間を取らなければあまり効果は見込めないのではないかと思います。

ここでまた「5秒の法則」が出てきますが、人は時間がたつほどに決断するのを面倒と感じるため、いまから5秒以内に目標とそれに沿った計画を立てられる8%以下の人のみが今年末は笑顔で過ごせるのかもしれません。

【参考図書】

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である / 中島聡 文響社 , まんがでわかる 7つの習慣 1〜4巻 / フランクリン・コヴィー・ジャパン 宝島社 ,  道は開ける / D・カーネギー 創元社

【筆者所感】

 

私のアイコンも犬になってますが、今年は戊(つちのえ)の戌年ということで季節で言えば冬前の10月で冬に向けた準備や破壊といった意味を持つ年になるようです。

 

そんな中、今年は新たな目標を立てたりするのではなくて、破壊、つまりこれまでの不要な習慣などを止める年にしてみてはいかがでしょうか。何かをやらないと決めることで、新たな出会いもあります。

私個人では、今年から電気代を払うことをやめて自家発電を始めたことによって発電のムダ知識がついたり、一部のSNSの習慣をやめたことでインスタという新たなSNSの楽しさを知ることとなりました。

破壊するということは創造することでもありますので、何か新しいことをしたいと思っているのならば、先に破壊をしておくことをお勧めします。

今年も1年間よろしくお願いします。

【あなたにおススめの記事】

感情面まで緻密に設計されていない夢は絶対に叶わない

↓いつも共有してくださる方々に感謝します!\(^o^)/
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