ライティング

ナニ我慢してんの?君は感情をブッ放つ勇気はあるか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

あなたは自分の感情を本当に理解しているでしょうか?

前回の記事では人間理解をすることが最強のスキルだということを伝えましたが、今回は人を理解するスキルをさらに引き上げる内容です。理解するにしても相手の表面的な部分ではなく、相手の感情を理解して行くことが感動を起こすために最も重要です。

そして相手を理解するためにまずは、自分の中にもその感情があるということを理解することで、理解のスキルが劇的に高まります。そこで今回は己の感情をブッ放つというテーマで進めていきます。

君は本当に自由だと感じているか?

これから上手くあなたの感情をブッ放って行くことができれば、自分の中に潜む感情が相手の中にも存在することがわかるので、見込み客や会話をしようとする相手の感情や欲求を深いレベルでえぐり出し、理解できるようになります。

すると、相手はうとうとしていたとしてもガタン!と起き上がって、「そうそう、私もその気持ちなんだよ!それを言いたかったんだ!」と一瞬にして感情を刺激されてビクンビクンと強い印象を植え付けられます。まるで、ニンジンをスパスパ切れるような包丁で心臓をグサリと突き刺すかのように、相手の心臓バクバク鼓動させます。

コピーライティングを始めるにしても、この内容を落とし込んでいくことで技術の幅が広がるので覚えておいてください。

逆に人の感情を理解していなくて書くコピーは、とても退屈であくびが出るか、途中でYoutubeの動画でも見ようと考えさせたりする余地を与えてしまいます。二流コピーライターで止まるか、一流にかけ上がれるかはこの内容を理解できているかにかかってくるので、確実に腑に落としておいてください。

シカトできない強烈なコピー

教科書の文字のようにダラダラと文章を読むのではなく、相手が一撃でドキッと感じ、シカトできないような強烈なコピーとは一体どういったものなのかということを考えてみましょう。

それは、その人が喉から手が出るくらい望んでいる欲求を叶えてくれるようなコピーのことです。砂漠で喉が焼け付くくらいカラカラの状態の相手に、キンキンに冷えたグラスの周りに水滴が滴っているような水を差し出してあげるかのように、その人が何を望んで何を一番欲しているのかを具体的にあなたが理解して知る必要があるのです。

adobestock_99506188

相手の状況ではなく、心と欲求を理解せよ

今回のテーマは感情をブッ放つということでしたが、その前に知っておく内容が幾つかあります。まず、相手を知る前に今まで自分が我慢したり抑圧してきた感情を認識して、母親が生まれてきた赤ちゃんを優しく胸に抱きかかえるように、受け入れることをしていきます。相手の欲求を理解するためにはまずは自分の中にある強烈な欲求を理解してそれを受け入れる必要があるのです。自分の欲求を受け入れることができずに、相手の欲求を受け入れることはできません。

たとえばあなたの男性の知り合いで、いつも1万円札が50枚くらいは財布の中にぎっしり入っていて、毎日キャバクラで両脇に胸の谷間を見せるお姉さんを抱えたり、ツルツルで赤く光るフェラーリを乗り回したり、タワーマンションでとろけるお肉をホクホクと頬張りながら夜な夜なパーティを開いている人がいたとします。

もしもあなたの中で、「お金に糸目をつけずに毎日遊んで暮らしたい!」という欲望があったとしても、「金をそんなに使って自慢するとは、人としておかしい」とその感情を受け入れることができなければその知り合いを批判したくなったりする感情が出てきます。人は自分の中で受け入れることができない感情を違う人が受け入れていたときにその人を批判したくなります。

浮気をする人やものを盗む人、年下に威張り散らす人などを許せなかったりするのは、あなたの中でそれをしたいという感情がありながらも抑圧しているからという事実もあります。つまり、自分を受け入れる度合いと相手を受け入れる度合いというのは比例するのです。

romance-couple-1209046_1920

自分を受け入れれば同じ考えを持つ相手をも受け入れられる

とはいえもちろん、欲しいものは盗んでもいいという犯罪や、奥さんがいても他の女に手を出してもいいという倫理的におかしいことをしてもいいという意味ではありません。ここで伝えたいのは、あなたの中にもその感情が存在しており、それを認めることによって相手の気持ちや感情を理解することができるようになるということです。

これは絶対にダメというふうに感情を押さえ込んでいる状態では、あなたの表現力にも制限がかかってしまい、退屈であくびの出る文章や作品になってしまいます。ヒットする映画作品の中には、ありえないようなバトルが繰り広げられ、それを見ている人がスカッとするように作られていますが、それは普段人々が押さえつけている欲求を映画を通して疑似体験できるからです。すなわち、自分が伝えたいことではなくて相手が伝えて欲しいことを代弁することが感情を動かすためのキーとなるのです。

感情を解き放つ2つのステップ

One Pieceの主人公ルフィの兄サボが「物には必ず核がある。それを突けばどんな状況だって覆せる」と言っていますが、実際に物事には核となる部分や、一つを抑えることで残りの全てが動かせるポイントがあります。PaypalやスペースX、テスラモーターズなどを立ち上げた世界的起業家イーロン・マスク氏もそれぞれ違う分野の学習をする際にまず”知識の幹”を見つけ、その周りの枝葉を次に学ぶ”ことを重要視しました。(セマンティック・ツリー・メソッド)

elon_musk

By Brian Solis – originally posted to Flickr as Tesla Grand Opening in Menlo Park – Tesla Chairman, Elon Musk, CC 表示 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=4516349

「幹」となる知識に対して「枝葉」の知識を後から付け加えていく

人を動かすコピーを書く上での核とはこの感情をブッ放つという部分にあると考えます。

自らの感情を押さえつけたままコピーを書いてしまえば、相手が読んでいても教科書じみた内容で、パサパサの乾燥した食パンを食べるかのように非常に味気のない物になってきます。私自身も意識をしなければ教科書スタイルで書いてしまう癖がありますが、読者は教科書よりも日常から解放してくれる漫画本のような内容を好みます。

そこでこれから、まるでダムの壁が破壊され水が大量に溢れるかのように、あなたが無意識でブロックしてしまっている感情をブッ放つための2つのステップを紹介します。

ステップ1 : 己の欲求を深く理解する

dementia-1750965_1920

まずは自分の中に眠る欲求と向き合い、それを認める作業に入っていきます。これは自分に一つだけ質問をして自問自答をしてその答えを書き出す作業です。

その質問とは、「もし、誰にも批判も非難も一切されず何のリスクもなければ、何をしたいか?」です。

たとえば、男性であれば彼女がいるからとか周りを気にせずに、20代前半のピチピチの女性を3人くらい部屋に連れ込んでムギューとモチモチの肌をすりすりしたいとか、女性であれば人目を気にせずに、男にお金を貢がせてシャネルやヴィトンのバッグと財布を持って青山通りをカツカツとハイヒールを鳴らしながらクールに歩きたい!のような感じです。

ふかふかの布団でずっとゴロゴロうたた寝しながら漫画を読みふけっていたいとか、ガミガミ叱る上司に向けて『おれはお前の年収の12倍は稼いでいるんだけど!』と胸ぐらをぐいっと掴んで言い返して黙らせてやりたいとか自分の中に潜むエゴを全開にしてください。

たとえ、「これは人に言うとドン引きされるなー」という内容でも大丈夫です。誰にも言わないので。

ステップ2 : 己の欲求を受け入れる

valentine-594389_1920

ここではステップ1で出てきてしまったあなたの欲望を受け入れます。別の言い方をすれば、自分の持つ欲求に素直になって許してあげることです。

人間として、そのような感情を持ってしまうことは当たり前で、普段は周りを気にしているから出さないようにしてはいるものの、誰しもが周りから批判がなければそういったことをやってみたいという欲求はあります。そういう欲を『汚い』の一言で片付けている人は、なかなか本当の自分やそういった感情をあらわにする人を理解することができません。

「こんなことを心の奥で思ってるけど、いいんだよ。それも自分だよ。」と優しく抱きしめるように受け入れてあげます。そして、できればそういう欲求を他の人たちに「実はこんなことを求めているんだよね」と話してみると、意外にも他にも「その気持ちわかるよ」という人が出てきたりします。

もちろん、その延長線上として見込み客もまた心の奥で抑圧された感情や欲求があるので、あなたの持っているその抑圧された感情を覚えておいてください。こうした抑圧された欲望をうまく刺激してあげるような文章を書こうと意識していけば、自然と相手はその文章を無視することができなくなってきます。

確かに表現にある程度バランスというものは必要になってきますが、相手の欲やエゴを掻き立てるような文章は大きな結果をもたらすようになります。なのでまずは受け入れることから始めていきましょう。そして、できればそれを親しい人に話してみると新たな発見があるかもしれません。

 

険しい洞窟に宝は眠る

cliff-66244_1280

まとめの代わりに最後に一つだけ、伝えたいことがあります。

宝物は大抵の場合、誰もが知ってるような場所ではなく、トゲだらけの草で囲まれ、泥だらけになり、下手をすれば死んでしまうくらいの誰も近づかない洞窟に隠されています。

人が刺激を受ける深くて強い感情もまた、心の奥深くのドロドロしてできるだけ触れたくなかったり、人が避けたいと思うようなところに存在します。それは弱みと呼ばれるものでもあり、寂しい、苦しい、辛い、不安、怖い、自信がない、悔しい、嫉妬するといったような、口にするとステータスが下がりそうな繊細な感情です。

こういった感情を自分の中で見つけて、それを受け入れることで宝物が見つかる場合はとても多いものです。逆に、変に強がって格好をつけたり、押さえつけて心の中では見栄を張っていることで苦しくなってしまう人も多いです。もしかしたらあなたにも心当たりがあるかもしれません。

私自身、年下や同年代の人たちに見下されたくないという理由から、強がって自分を大きく見せたり寂しいという気持ちを表に出さないように生きていて、表面上は笑っていても心では泣いており、密かにストレスを抱えていたこともありました。するとどうなるかというと、そのストレスによって人に対して冷たく当たってしまい、周りから人が離れていくということになるのです。

model-395574_1920

自分を偽ってる人に集まろうとする人はいない

自分の弱みの部分を口にしてみると、状況が変わることが多々あります。たとえば、いつも外出している恋人に対して寂しい気持ちを伝えてみるとか、母親に対して親孝行ができなくて悔しいという気持ちを伝えてみるとか色々とあります。すると伝えた相手と普段できない会話をして、それによって状況が良くなることが多いのです。

コピーライティングにおいて、自分の感情のブロックを外して弱い部分を出していくと、お客さんから信頼を得たり、相手の繊細な気持ちを感じとったりする能力がグングン向上していきます。まずは自分の深い感情にアクセスをすることで、相手の深い感情にも到達し、痛みや欲求に従って共感しつつ人間関係を構築していくことが可能になります。

すると相手の悩みを理解して、それを解決する商品を提供することで潤沢な利益を得ることはもちろん、周りのあらゆる人間関係も深く長く続いていくこととなります。なので、是非とも多くの人に自分の我慢している欲求と向き合う勇気を持って欲しいと思っております。

それでは最後まで読んでくださりありがとうございます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加