勇者マインド

金じゃ買えない、今すぐやる気を出す真実とは?

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この記事を読もうとしているということは、自分やもしくは部下や子供のやる気を引き出したいと考えているのではないでしょうか。

確かに、やる気さえ出れば今の仕事の範囲を脱却して一流と呼ばれる仕事ができるようになったり、新たな理想のライフスタイルを手に入れることができるようにもなることでしょう。

しかし、多くの人はやる気を出させるために間違ったようなやり方を真っ先に思いついてしまいます。それがアメとムチに代表される「もし、◯◯をすれば◯◯を与える。もし◯◯ができなければ◯◯を与える。」といったIf Then式のやり方です。

このやり方は確かに20世紀の機械的な仕事にはとても効果がありました。しかし、21世紀の考えることが重視される時代においては最も効果が薄いものです。それでは一体どうすればやる気が出るのかをこれから見ていきましょう。

内的モチベーションこそ人生の原動力

アメリカの作家ダニエル・ピンク氏によると、人が動く理由には外的モチベーションと内的モチベーションの二つがあるといいます。外的モチベーションとはすなわち、外から与えられる原動力で、お金や賞与といった報酬や罰則を始めとする「アメとムチ」的な外側からの影響です。

一方の内的モチベーションとは、成長や達成感、他者への貢献など他の人にとっては理解され辛くてもその人にとっては大切なことなど、内面から湧き上がってくるモチベーションのことをいいます。

©Rebecca Emily Drobis
All Rights Reserved
Author Daniel Pink

↑やる気は内的モチベーションによるものだ。

行動経済学者であるダン・アリエリー氏がMITの学生100人に対して想像力や運動能力に関する実験を行いました。そして彼らには成績に応じて小さな報酬、中くらいの報酬、大きな報酬を準備しました。

そこでわかったことは、機械的な仕事の場合は報酬が大きくなるほどにパフォーマンスが向上するということでした。ところが、少しでも思考や想像性、認知能力が関わる仕事になった場合は報酬の大きさは成績を低くしてしまうのです。

集中力が必要なものやゴールがすでに見えているものに対しては、外的モチベーションは非常に効果があります。ところが20世紀のような決められたことを数をこなせばいい労働ではなく、21世紀は認知や想像性が試されることになり、ましてや人工知能が動いている今の時代に人間を機械のように扱う外的モチベーションの出番は少ないようです。

Stylish bright robots

↑人工知能があれば、外的モチベーションで動く人間は要らない。

新ビジネス時代を動かす3つの要素

それぞれが頭を使って個性や創造性が試される21世紀の仕事には、内的モチベーションが大切であり、金銭的報酬が逆に全体にとっては悪影響を及ぼすということがわかりました。

では、自分がやりたいからやる、試してみたいと言ったような、その内的モチベーションを高めるためにはどういった要素が必要なのでしょうか。ここでは3つの要素だけご紹介します。

1. 自主性

自主性とはすなわち、自分の人生は自分で決めたいという欲求です。これをもっと突き詰めると、自分に自信を持つことで自主性を育むことができます。自信を持つためには、小さな成功体験を繰り返すことで少しずつ自分は素晴らしい人間だと自他共に認められるようになっていきます。

2. 成長

成長とはすなわち、自分の大切に思っていることに関して向上したいという欲求です。そのためには、まずは成長するに値する情熱の持てるテーマが必要です。情熱の持てることに関してならば、貪欲にそのことに関してもっと知りたくなり、自然と成長を繰り返していくことになります。

▶︎好きなことがわからない2タイプの人間

3. 目的

目的とはすなわち、自分の身の丈を超えた大きなことを達成したいという欲求です。目的を達成するためには決断が鍵になってきます。集中することを決断し、それの持つ意味を決断し、今すべきことを決断します。何かを決めるということはその他の選択肢を捨てるということでもありますが、その一つのことだけは譲れないという意味でもあります。

Promotion concept. Business hand go up to the painted staircase with draw in the wall. Business draw.

↑自主性をもって目的を決めることで成長し、やる気は湧き上がる。

これら3つの要素は全て他者に強いられて作れるものではありません。他者に強いられて起こされる感情は全て外的モチベーションであり、やる気といった内的モチベーションを高めるためには自分自身の中で静かなる崇高な決断が必要になってきます。

この3つの要素を重視する企業として、Googleでは社内の20%の時間を本業以外のことをすることを義務付けており、GmailやAdwords、Docsといった8割のGoogleの革新的なサービスがこの20%の時間から生み出されているといいます。

また、かつてMicrosoftは「Encarta」というオンラインの辞書をプロにお金を払って記事を書いてもらって作成をしてました。ところが数年後、1円もお金を支払わずに作成された百科事典wikipediaが圧倒的にそのシェアを占めることになります。

これは外的モチベーションVS内的モチベーションのいい例なのです。

 

 

結局、今からやる気を起こすには?

これを書いている私自身、何かをするときにやる気を出そうと最近考えておりませんでした。常にやる気があり、何かしら行動をし続けているからです。

多くの人たちは、「やる気があるから◯◯できる」と言ったような言い方をするかと思います。しかし、やる気とは原因ではなく結果に過ぎず、人から強いられたことや自分の興味のないことに関してやる気が出る人はいないのではないでしょうか。

事実、学校では授業中に居眠りをする学生も友達といるときはとても活き活きとしていたり、逆に友達とはあまり関わらないけれども成績はとてもいい学生もいたりとその内的モチベーションは様々です。楽しいことや目的に沿うことをやろうと思うからこそやる気が出るのであり、むしろそれ以外のことはたとえやる気を出してやったとしてもその先に待っているものは本当にあなたが幸せになれる道ではないかもしれません。

結局、今からやる気を起こす方法は、自分の達成したい大きなことをもう一度よく考えてみて、毎日をその達成したいことややりたいことに合致するように生きていくと決断することなのでしょう。全ては静かなる崇高な決断をしなければ何も始まりません。

モチベーション3.0 – ダニエル・ピンク,不合理だからうまくいく: 行動経済学で「人を動かす」– ダン・アリエリー, 

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