リブロス【図書館】

どんな人でも夢の中では天才的な想像力を発揮して成長できる

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競争から抜け出し独り勝ちするために誰も思いつかないような刺激的なアイデアと体験を手に入れたい。しかもグーグー眠りながら。

私たちが毎日心も体も元気で幸福を感じながら活動するために、8時間前後の睡眠が必要だと言われていますが、特に日本人サラリーマンの睡眠時間はアメリカと比べても1時間ほど少ないと言われており、多くの現代人が暗闇に閉じこもるよりもモニターの明るさを求めて夜な夜な目をこする毎日を送っています。

ところがアマゾンのジェフ・ベゾス、グーグルのエリックシュミット、マイクロソフトのサティア・ナデラ、投資の神ウォーレン・バフェット氏などの現代の経営者やスポーツ選手をはじめとする一流の人たちの多くが睡眠の重要性に気づいており、Linkedinで人材部門の責任者でもあるパット・ワドーズ氏は「私は8時間眠ると1日中調子が良い」と述べた上で、睡眠と生産性に関して次のように説明していました。

「信じてもらっていいが、毎晩4時間や5時間の睡眠でやっていけると吹聴するのは、名誉のしるしではない。私はそんな宣言を山ほど耳にしてきた。そんなとき私にはこんな声が聞こえる。あなたは自分の健康を損ねても構わないんですね、仕事でも家庭でも自分のベストを出せなくて構わないんですね、と。」

短時間睡眠は時代遅れ。もっとクリエイティブに働け。 Photo By OFFICIAL LEWEB PHOTOS - Flickr , CC 表示 2.0,  James Duncan Davidson from Portland, USA - Etech05: Jeff, CC BY 2.0,  Charles Haynes - Charles Haynes' flickr account, CC 表示-継承 2.0,   Mark Hirschey - Work of Mark Hirschey, CC 表示-継承 2.0, 

睡眠不足は創造性と直感、そして健康という、クリエイターや起業家に限らず働く人の武器と言える能力を著しく衰えさせるため、錆びた切れ味の悪い剣で戦うような状態に陥ります。

一方、睡眠の時間をとり夢を見たことによってノーベル賞を受賞した人や、後世に残る作品を残したり、偉業を成し遂げる人もいるように、どうやら我々が見る夢というものは現代では魔法のように強力な武器になり得るかもしれません。

前回紹介した睡眠の記事に引き続き今回は、アイデアが形になりやすいこの時代に、我々の「夢」という誰もが持っている超創造的な能力を使って新たな世界を切り開くヒントを提供いたします。

アイデアを手にするためにただ夢を見ればいいというわけでもない

アルバート・アインシュタインは1日に10時間の睡眠をとることで有名でしたが、アインシュタインは晩年、相対性理論のアイデアはどうやって頭に浮かんだのかとの質問に対して「初めて受けた暗示は青年期に見た夢だった」と答えました。

その説明によれば、夢の中で小型のソリに乗っていたアインシュタインは、どんどんソリが加速していくうちに光の速度に到達し星がゆがんで見えたそうです。星の色や形がびっくりするようなものに変わり果て、その変容の美しさに感動したというアインシュタインは、その夢と相対性理論の関係についてこう続けました。

「その後の科学者としての生涯は、この夢で得た瞑想の続きのようなものだ。」

夢の助けによってノーベル賞を受賞したのはアインシュタインだけではなく、1865年にドイツの科学者アウグスト・ケクレは、自分の尾に噛み付いている蛇の夢を見たことで、のちにノーベル賞を受賞する「ベンゼン環の構造」を思いついたと言い、それ以来ケクレは一緒に基礎研究をする同僚たちに「諸君、夢を見ることを学びなさい」と言っていたそうです。

さらに、ニールス・ボーアは夢で現れた競馬で、馬が走るコースの内側に引かれたラインが原子核の周りを周期運動する電子の軌道に似ていることに気がつきノーベル賞を受賞し、ドミトリ・メンデレーエフもまた夢の中でほぼ完成された周期律表が見えたとして次のように述べています。

「私は夢の中で、すべての元素が決められた場所に収まっている表を見た。目覚めてすぐにそれを紙に書き出した後で修正が必要だと思ったのは1ヶ所だけだった。」

偉大な発見は夢の中でされることがある (左からケクレ、ボーア、メンデレーエフ)

こうしてみると、夢からアイデアを得た人はとても多いですが、ただいつまでも寝ていれば良いというわけではなく、ケクレが尻尾に噛み付いた蛇から着想を得たのも常日頃から化学の構造について考えていたからでしょうし、光について以前から考えていなければ光の速度に近づいた時に見える景色を想像することはできないのではないでしょうか。

実際、アメリカの発明家エリアス・ハウは洋服を縫うための機械を考え出そうと来る日も来る日も苦心していたようですが、自分が槍で処刑される夢を見た際にその槍の先端に穴が空いていたことから、「ミシンの針は縫い針とは違って先端に穴を開ける」というアイデアを思いつきますが、これも普段からミシンの解決策を考えていなければ思い浮かばなかったでしょう。

するとやはり、いくら夢を見ることを大切にするとはいえ、目覚めている時間にどれだけ自分の好きな分野について考え抜いて取り組めるかが夢を活かすためのポイントとなってくるかとおもいます。

そもそも夢とはなんなのか?VRを超える仮想現実

フランスでIsabelle Arnulfらの行った医学生を対象にした研究によれば、夢の内容の良し悪しに関わらず、試験に関する夢を見た回数が多い学生ほど、実際の試験での成績が良かったと言います。

夢に関してはまだ謎が多いと言いますが、特定のことについて深く考えているほど夢に出て来やすいということと、夢とはなんらかの出来事へのシミュレーションを行う役割があると考えることができるといいます。

試験を真剣に考えるほど、夢の中でも試験のシミュレーションが行われる。

フィンランドの心理学者アンティ・レボンスオの「脅威刺激理論」によれば、我々は夢という安全な仮想世界で知らないうちに危険な状況をリハーサルして実生活に対応するスキルを身につけているといいます。

自動車教習所がVR運転を導入していますが、夢も我々の行動をシミュレートして成功確率を上げる役割をしている可能性があるのです。

これは、死と隣り合わせの活動をする人が活動前にイメージトレーニングを行う習慣に非常に似ています。

このことを考えれば、睡眠不足に陥ればウトウトして事故の確率を数倍に跳ね上げるだけではなく、夢を見る回数が減り脳内でシミュレーションができていないために知らないうちに死や危険へのリスクを回避する能力が低下しているのかもしれません。

プロクライマーは何度もイメトレをしてからロープなしで崖を登る

さらに、フロイトの「夢は抑圧された不安や恐れ、願望の現れ」という言葉を言い換えれば、夢はあなたが日常で気づいていない「本当に情熱が持てること」や「死にたくなるほど嫌いなこと」を教えてくれるシステムとして活用することができるかもしれません。

これはあなたが間違った方向に進むことを阻止して、本当に望むべき道へと進むために大きく役立つことになります。

しかし現代人の多くは「夢を見るために寝る」と言うと、「サボっている」とか「怠慢」という印象を抱き、「夢を見ないくらい一生懸命働き、泥のように眠ること」が善のような信仰を持っており、未だに「眠る時間がない」と自慢する人もちらほら見かけます。

とはいえ今の時代はすでに、かつての膨大な量を「コツコツ時間をかけて労働すること」から、「楽に早く終わるように仕組みを作る」時代になっており、そのためにいかに人とは違う独り勝ちできるアイデアを思いつけるかがポイントになっています。

夢を現実へと落とし込み独り勝ちするには?

Googleの創業者の一人でもあるラリー・ペイジ氏もまた夢から着想を得ており、かつてインタビューでこう語っています。

「僕が夢を持ったのは二十三歳のときだ。ぱっと目が覚めたとたんに思いついたんだよ。ウェブ全てをダウンロードして、リンクを保存しておけたらと。僕はペンをつかんで書きはじめた!不思議なことに、そのときは検索エンジンをつくろうなんて考えてもいなかった。そんなアイデアはレーダーに引っかかってもいなかったんだ。でも、ずっとあとになってから、たまたまウェブページをランクづけするいい方法を見つけて、優れた検索エンジンを生み出すことができた。そこからグーグルが生まれたんだ。素晴らしい夢がわいたら、しっかりつかまえておくことだよ!」

どういう方法であれ、思いついたアイデアは掴んで離すな!

どうやら、夢から着想を得ている人はほとんどの場合、夢の内容を目覚めた直後に記録しており、その方法は様々あるようです。

例えば、スペインの画家サルバドール・ダリは自分の作品の多くは「手で描いた夢の写真」と自ら述べており、椅子に座ってスプーンを手に持って眠りにつき、スプーンを落とした音で目覚めたときに見た夢をそのままキャンパスに描いていたと言います。

「キャンバスに現れるとっぴなイメージに最初に驚き、またしばしば恐れおののくのは、私だ。実際私は、自分の無意識、自分の夢の命じることを、判断を挟まず可能な限りの正確さで記憶する自動装置にすぎない。」

夢を現実で写すだけでもクリエイティブになれる

また、ビートルズのポール・マッカートニーが自身の夢から『イエスタデイ』や『レット・イット・ビー』を作曲した話は有名で、もしも多忙で睡眠をないがしろにしていたら後世に残る名曲が生まれていなかったかもしれません。

結局のところ、地球を揺さぶり動かすようなアイデアや創造の源を誰でも手にできる方法はありませんが、そういったアイデアを思いつく人というのは好きなことや情熱を持っていることに対して常々考え抜いて、チャンスを掴もうと準備をしている人だということはいえるでしょう。

夢とはその考えをまとめたり、違った方向からのつながりを助けてくれるものの一つであり、そのアイデアを”行動”に移す行為はあなた自身が現実世界で行わなければ、本当に望む夢への切符はやがて期限が切れてしまうのではないでしょうか。

子供の頃のように、起きているときに好きなことをとことん楽しみながら行動し、良い思い出を胸に抱きぐっすり眠って見る夢こそがとてつもない成長や発想をもたらしてくれるのかもしれません。

【参考書籍・引用元】

ドリームワーク―みんなで夢を楽しむ方法 - ジェレミー テイラー (著),‎ 田尻 宇成 (監修) バベルプレス, よく眠るための科学が教える10の秘密 / リチャード・ワイズマン , 眠っているとき、脳では凄いことが起きている / ペネロペ・ルイス , スリーピング・レボリューション / アリアナ・アフィントン

【筆者所感】

出所した囚人が動物園で働き、猿とミュージシャンを目指す『モーサルト!』とかいう夢を見ました、村上です。

 

普段、物語を考えようとするとすごーく『メンドクセー!』と思う私も、夢となると何故か自然と、しかも結構しっかりとした物語を見るから不思議なものです。

だいたい、1日に3つか4つは夢を見ますが、ほとんどがしょうもないものか駄作なんですが、たまに「あの夢よかったな」というのがあります。調査をするうちに、夢を見るのも悪くないと思い始めてきました。

とはいえ、寝ることがメインで普段の生活がおろそかになれば、NARUTOの無限月読(世界中すべての人を幻術に引き込み、理想の夢を見せる技)みたいになってしまいそうなので、寝ること中心になってはダメですよ!!(ナルトわからない人、すみません。)

[おススめの記事]  

想像力のない人ほど睡眠時間を削ろうと考える -睡眠は成幸の元-

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