商売人

本を食べるように読む『あくしょんリーディング』のすゝめ

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『読書量と年収は比例する』

どこかでこのようなことを聞いたことがあるのではないでしょうか?

311人の年収3000万円以上の30代を対象にしたある調査によると、彼らは一般の人たちに比べて読書量が約38倍も多いことがわかっているといいます。通常の人が月に平均0.26冊読むことに対して年収3000万円以上の人たちは月に9.88冊読むという結果が出たのです。事実、孫正義、堀江貴文、藤田晋、ビルゲイツなどの経営者や、尾田栄一郎、ビートたけし、又吉直樹、中居正広など一分野で活躍する人たちには読書家が大変多くいます。

↑かなりの確率で一流は読書家である

そこで今回は、住む家を図書館や本屋から近いという理由で選ぶほど読書好き&実践派の筆者が本の内容を活かす読み方をご紹介していきます。

この記事を読み終わる頃には、炎天下の砂埃がフワッと舞う大地にてカラカラの喉を潤すために冷えた水をゴクゴクと飲み干すかのように、またタレと絡み合った熱々で焦げ目のついた肉がどっさり乗った牛丼を口いっぱいにガツガツ放り込むかのように、本の内容をどんどんあなたの体の中へと吸収できるようになってきます。

次々と本の内容が「あなたのもの」へと変わっていきますので、今回紹介するやり方を取り入れてみてください。早速見ていきましょう!

読書がもたらす5つの効果

Mann in Bücherei mit lebhafter Fantasie

そもそも、読書しても本当に今より良い結果が得られるの? 情報は入ってくるのは同じなんだから、テレビや漫画、ゲームでも良いじゃん!

とお思いのあなた。

残念ながらどの媒体も読書の良い部分を全て兼ね備えているようではないのです。確かに、テレビは見やすいですし、ネットは調べれば色んな情報に触れられます。しかし、後々に紹介する収入の低い人の読書方法でもお話ししますが、これらでは読書に到底かないません。では、読書はどんな良い効果があるのか。早速見ていきましょう。

思考力のブチ上げ

まず、読書をすることで一番の効果は思考力の向上です。私自身、読書を読み始めたきっかけが学校の図書館でたまたま読んだ文章に「年間200冊も本を読めば1年で大学に4年通ったのと同じ情報が入ってくる」というものでした。

それなら大学に行かずに図書館で年間200冊ほど本を読んで独学しようと考えたわけですが、事実、日本の経営コンサルタント波頭亮氏によると、「日本の大学生が4年間で読む本は40冊なのに対し、アメリカの大学生はその10倍の400冊を読んでいる」といいます。

英語に触れたことがない人が英語が使えることがないのと同じく、自分に合う考えや理論にずっと触れることがなければ自分の考えを持つことは難しくなります。確かにテレビやネット、漫画からでもある程度の思想や理論に触れることができるでしょうが、それらの多くが娯楽であったり、読み手がじっくり考えるようなものではない一方通行の場合が多いことがあります。

書籍はネットとは違って書き直しができないために、筆者が渾身の思いで考え抜いて書いた内容がぎっしり詰まっており、読むだけでも他人の思考に触れることができたり、語彙力、コミュニケーションの力に触れることができます。

自立エネルギーアップ

「自立核エネルギー」の記事でもお伝えしますが、自立エネルギーとは核エネルギーのようなもので人が内側から外へ向けて発信・行動するためのエネルギーです。このエネルギーが高まると行動力が上がります。

さらに、自立した人同士であれば太陽が水素の核融合で熱を放出するように、それぞれが融合して水素爆弾級の大きな力を発揮することになります。

そのためにはまず、個人個人が自分の考えを持って行動・自立していなければならないために、読書などを通して自分の考えを徐々に深めたりしていく必要があるのです。結局、自分で考えることができない人は会社なり家族なり誰かに依存している状態なので、自立している人間からは嫌がられることがあるのです。

話が合う人が決まる

ユダヤ人の中で読まれるタルムードの中にも数多くの本に関する格言が記されています。

本のない家は,魂を欠いた体のようなものだ

年収が3000万円以上の人たちは読書量が月に10冊以上はあると言いました。ということは、月に10冊以上の本を読んでいると、理解出来る言葉や思考が増えていくため年収3000万円以上の人たちと話が合う確率が高まります。

↑思考レベルと会話レベルは比例する

私自身、独立して年収が50万円ほどだった時でも本だけは相当数を読んでいたので、社長さんやお寺の住職さん、プロのデザイナーさんからいろんな話を聞くことができました。人はIQが20違うと話が合わないというように、読書で知能を上げておくことが一つの人脈を築くために不可欠な要素だと言えます。

抽象度が高くなる

抽象度とは複数の物事を包括する考えのことです。

例えば全く無関係な、『ボクサー』と『少年漫画』というものがあったとしましょう。この二つを包括するものは、『人々をワクワクさせるもの』であったり、『日本にあるもの』であったりします。

これは単純な例でしたが、たとえば「アメリカ」「カナダ」「ドイツ」「日本」「イタリア」「フランス」「イギリス」・・・とあった時に、『G7の参加国だな・・・』と考えることができるのはG7という、一つ一つの国よりも大きな抽象度を持つ情報を知っているからです。

ちなみに全ての抽象度をずーっと上げて宇宙を飛び抜けて、『真理』を悟ったのが釈迦だと言われていますが、抽象度が高くなった人物であればそれだけ多くの物事の解決策を思いつくことができるのです。

新たな世界の扉を開く

A cute cartoon couple of Caucasian children boy and girl are reading book on the floor while their edcucation knowledge and creative imagination flow like a magic stream (graphic illustration)

たとえば、世界には情報ピラミッドというものがあり、日本はアメリカと親密なためにアメリカの良い情報が多く流されています。これは日本が英米情報ピラミッドの中にいるからであり、たとえば中華系情報ピラミッドや中東の情報ピラミッドでは全く別の考えや世界に対する見方についてテレビや書籍で報道しています。

いわゆる、一つの考えしか知らない洗脳状態です。

この状態を抜け出すためには別の情報を手に入れれば良いだけです。多くの人たちが起業はリスキーだと思っているようですが、情報が簡単に手に入り、リスクも低くなった今の時代に起業はそこまでリスキーな行為ではなくなってきました。ただ、起業がリスキーだと言っている人は、その情報を知らないだけなのです。読書でもネットでも、人からの情報でもしっかりとやり方を知ることで、新しい世界の見方ができるようになってきます。

 

リッチリーダーチェックシート

アメリカの33代大統領のハリー・S・トルーマンは読書に関してこんな言葉を残しています。

Not all readers are leaders, but all leaders are readers.

読書家(reader)全員が指導者(leader)というわけではないが、指導者全員が読書家である。

Harry S. Truman

 

フランクリンルーズベルトの後任をし、数々の一流の人たちと会ってきた大統領でさえこの言葉を残すことからも、上に立つ人の多くが読書家であるということは間違いないようです。ということで、これからその一流の人たちがどういった読書に関する習慣を持っているのか、見ていこうかと思います。

一流になりたければ一流の習慣を手にするのがてっとり早いので、ここでは「あなたがすでにできていること」ではなくて「あなたができていないこと」に集中して読み進めてみてください。できてるところ探しは誰でも出来ますが、至らぬ部分を認めて取り入れることは並の人間ではできないものです。

そこでこれから、リッチリーダー(豊かな心をもつ読書家)が実践する読書のチェックシートを見ていきましょう!

1.月に10冊以上の本を読む

一流と呼ばれる人たちは、月に平均9.88冊、つまり10冊前後の本を読んでいることになります。ただし、必要な部分だけ読んだり、流し読みをすることも多く、きっちり熟読をしているわけではないようです。

有名人を見ていくと、Microsoftのビルゲイツは年に50冊以上の本を読み、Facebookのマークザッカーバーグは2週間に最低1冊、テスラモーターズのイーロンマスクは成長期には毎日2冊、投資の神ウォーレンバフェットは毎日5、6時間を読み物に当てているといいます。

何事もそうですが、質を上げるよりも最初は量を上げていけば自然と慣れてきますし、考え方も深まっていきます。できるところまで冊数を増やしてみることから始めましょう。

2.カバンの中に本を入れる

一流の人ほど時間の使い方にはシビアです。そのため、不測の事態が起こったときや時間が余ったときにいつでも本を読めるようにおよそ6割が鞄の中に本を常に持ち歩いているといいます。

日本Microsoftの代表を務めた成毛眞氏は、移動にタクシーを使うことで読書の時間を作り出していたと言います。個人的には、電子書籍などで読んでいた時期もありましたが、ノルウェイのスタヴァンゲル大学のアン・マンゲン(Anne Mangen)氏の実験によると電子書籍よりも紙媒体の方が記憶に残りやすいことがわかっているようです。

ジャンルは学術書や難しい書籍

思考力や自分の知識を高めるためにも、一流の人は学術書であったり多ジャンルの本を読むようにしているといいます。逆に三流以下は本の冊数も低いことに加え、読む内容もマンガや自己啓発書など脳内に快楽をもたらすものばかりが中心です。

とはいえ、小説や自己啓発書も名を売るために書いた経歴がよくわからない人のものではなくて、『7つの習慣』、『思考は現実化する』、『ユダヤ人大富豪の教え』、『金持ち父さん、貧乏父さん』、『竜馬が行く』といったものを読んでいる一流の方も多いのも事実です。

参考

一流は著者で選び、三流以下はタイトルで選ぶ

三流以下の人が伝える情報をそのまま鵜呑みにしていては、一流になれることは多くはありません。一流になるためには一流の発信する情報を受け取っていく必要があります。

↑神の地位に登ったアレクサンドロス大王もアリストテレスという一流から学問を学んでいた

一流の人たちはその本を書いている人がどんなことをしてきたのかを重視します。逆に三流以下の人はタイトルの内容をそのまま鵜呑みにしてそれを買ってしまいます。タイトルなんて、編集部がウケがいいものを狙って作り上げているというのにもかかわらず。

読書時間が長い(1日30分以上)

一流の人たちは、1日に読書をする時間もそうでない人に比べると長いことがわかっています。大体年収500-800万円の人たちが1日に30分以下の読書量ということに比べると、3000万円以上の人は30分以上の読書量があると言います。

また、イーロンマスクやビルゲイツ氏など、どんなに忙しくても1日最低1時間は読書などに時間を当てている5時間ルール(1週間のうち5時間)を採用している一流も多いようです。読書をする時間を作るために仕事を前倒しにしたり早く終わらせる必要があるため、仕事の面でもうまくいくことがあります。

逆に三流以下だと、忙しいことを理由にして読書の時間を後回しにする傾向があるようです。

 

と、このように読書の習慣を取り入れることによってあなたが一流の結果を出す日も遠くないのかもしれません。ただ、ここで一つ注意しておいて欲しいことがあります。

スキルに価値はない

わかったよ、要するに読書をすると色々と知ることができるから頭良くなるってことでしょ。そしたら、スキルを身につけて、そのスキルで仕事をすればいいんだ。医者も弁護士も知識があるから収入高いもんね。本を読もう〜・・・

という風にあなたも理解をしたかもしれません。確かに頭が良くなるというのは間違いではないですし、それ自体が目的の人であれば「読書すれば頭良くなる。うん、読もう。」で終わりでいいでしょう。

しかし、知識やスキルを身につけたところでこれからの時代ではほぼ役には立たなくなります。

今の時代、インターネットや人工知能が身近なところでたくさんありますし、知りたいスキルがあればアマゾンで探せば次の日には、そのスキルを身につけるのにモデリングを数時間ほすれば十分身につくでしょう。筆者の私自身、映像制作の仕事を初めて受注したときには、ソフトすら持っておらず、受注した後に本やネットで勉強をしながら仕事を完成させました。

かつては職人の技を手に入れるために10年も修行をする事が多くの文化に根付いていましたが、今では職人の動きをコンピュータで解析してロボットに投影するモーションキャプチャという技術もあります。すでに、日本の職人の動きはデータとして保存されている時代なのです。

↑すでに人間がデータ化されていく時代に突入した

そんななか、一生懸命に読書を読んで知識を増やそうが、スキルを学ぼうがインターネットと最新テクノロジーで価値は相殺されてしまいます。これは大学で身につけた知識やスキルも同じです。

ここからは次の時代を生き抜くためにとても大切なことをお話ししますので、しっかりと読んでください。

行動の伴った知識にこそ価値がある

大学に通ったり、一生懸命読書をすることは正直な話、とても簡単です。一人で悶々と机にへばりついて、勉強すればするだけ結果が得られるので単純明快です。しかし、社会に一度出てしまえば、仕事で関わる人との接し方や家族、収入、健康など数々の困難が降りかかってきてそれに対して立ち向かわなければなりません。知識の乏しい人たちは年金や保険、税金や携帯電話の契約などを理解せずに搾取されていきます。

それらには学校のテストのように期限を設定してくれることも、テスト範囲を教えてくれることもないので、いくらTOEIC900点をとっていようが、東大を首席で卒業していようが、そういった日常の問題に対応しきれないのであれば結局は意味がありません。そんなときに役に立つのは、知識やスキルではなく経験です。

businessman jump in cave platform game

↑結局、モノを言うのは行動を通して得た経験

柔道を長年やっていると、数十年たってもなかなかその型を忘れないように、心技体を使って経験をしたスキルというものは中々忘れないですし、車に激突したときにとっさに受け身をとって助かるなど、いざとなったときに役に立つときがあります。

同じく読書でも、文字を読んでいきながら本当に手にするべきなのは、「コンテンツの中身」ではなくてその本を通して得られた「心技体を伴う経験」なのです。つまり、傍観者の感覚で「そんなこともあるんだ」といった気持ちで読んでいてはいつまでたっても読書の内容を自分の物にできません。

確かに、一流の人たちが読む本の傾向というものはあるかと思います。しかし、本から何か心技体を伴った気づきを得てそれを行動や習慣に落とし込むことができるのであれば、マンガや小説、自己啓発本であったとしてもいいのではないかと思います。

では、どうすれば本の内容をただの知識として止めておくのではなく、心技体の伴った経験へと変える事ができるのでしょうか。

あくしょんリーディングのすゝめ

Magical mushroom house on pages of opened book in a fantastic forest.

行動の伴う知識に価値があるという事で、ここでは単なる「知識を得るための読書」から「行動するための読書」へと変えていきます。それはまるで、本の中身をモグモグと噛み砕いて理解したら、自分の血となり肉とするために取り入れていく事に似ています。

すなわち、本の内容を食べるかのように読んでいくのです。

ここで、情報入手→行動→スキル・経験 へと昇華させていきます。この流れが習慣になると、自分の身につけたい事や経験したい事が次々と起こるようになるため、本屋に行ったらよだれがジュルジュル止まらないほど楽しくなってきます。とにかく本が食べたくなるのです。

ということで、ここではそのあくしょんリーディングを実践するためのステップをご紹介していきます。

Action step1 : 著者の経歴を見る

まず、自分の望むような結果を出しているかどうかを知るためにも、その人が本当に自分の目指す道の人なのかどうかを判断します。中には、結果を出していないのに誇張したり有名になりたくて本を出している人も多々います。著者の経歴を見て判断しましょう。

読書は誰かの思考をインストールしていることに似ているので、その人の考えを取り入れるために、一人の著者を決めたらその人の他の書籍も読んだり、参考文献やその人がお勧めする本に触れてみるのも良いでしょう。

Action step2 : 目次にざっくり目を通そう

全体を把握しておくことは、その本がどのような方向性に進むかの展開がわかるので理解がしやすくなります。要するに、本のメインテーマ(幹)があって、それをサポート、実証する目次タイトル(枝)があって、細かい説明(葉)がわかるようになります。

そのとき、葉だけをじっくり見るよりも幹や枝をしっかり見ておいた方が、全体として理解度が変わってきます。

↑本の中の幹、枝、葉を捉える

Action step3 : 本に線を引く

本の内容を実践するにあたって、読みながら線を引いていきます。この時のポイントは二つあって、一つは行動内容について線を引くということです。たとえば、多くの場合は動詞で終わるような文章です。もし、その行動をする理由がわからなかったり、本の説とは意見が違えば×や実践すべきと思う内容には⚪︎をつけてみるのもいいかと思います。

そしてもう一つのポイントは、心のノートにメモるべき内容にハートマークをつけることです。

これは行動内容ではないのですが、心構えを持つことは多くの場合、スキルを身につけることよりも大切になる時があります。同じスキルを持っていても数億円稼ぐことができる人もいれば、全く稼げなくて趣味と化している人も多くいます。

その場合は、勇気や思いやりといった心構えや考え方の違いが大きく影響していることがあるので、積極的に大切な心構えを意識していきましょう。

上記の写真はビジョナリーカンパニーの一ページですが、そのなかでも自分で実践するものには縦線を引いており、心のノートにメモるような感激したものにはハートマークをつけています。今でこそ、「全てに和楽を」と掲げているあくしょんプラネットも読書をしながら試行錯誤をしていたことがあったのです。

 

Action step4 : 攻略本を見ながらゲームをする

こうしてステップ3まで終えて、行動指針を記した本は、あなただけのオリジナルの攻略本です。もちろんプレイヤーも冒険者もあなた自身です。その攻略本を読みながら実際に進んでいけば、今までとは違った経験を手にすることでしょう。

経験を手にすることができれば、本の目的は達成です。あくしょんリーディングの目的は、行動を通して経験値を手に入れることなので、楽しみのためだけではなく本を食べるように、知識を自分のものにしたいというあなたは、ぜひともこの行動的な読み方を始めてみてください。

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