絶対に達成する目標設定の方法

前回と前々回の記事を通して、あなたの情熱、そしてやりたいと思える目標を見つけてもらいました。
しかし、思い返してみると、3年前も今年の初めにも目標を書いたにもかかわらず達成していなかったり、以前は強く描いていた夢も結局は叶わないまま生活してきているという方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、前回までに設定した辿り着くべき場所と情熱のガソリンをもって、あなたが目指す場所に確実に辿り着くための方法についてお話ししていきます。
今回の記事では、今まで目標を立てても上手くいかなかった原因がわかるようになります。そしてあなたが目指す場所、緑の自然が豊かで綺麗な水が流れているような豊かな理想郷へ確実に到達することができるようになります。

目指すべき場所への道のりを知ることが重要
もし、このコンテンツを知らずにそのまま進んでしまうと、いつまでも思考は現実化しないですし、引き寄せの法則も効きません。いくら満月にお財布をフリフリしても、黄色い手帳に目標を書いても、タイガーアイの金運アップブレスレットをつけても無駄になります。
しかし、今回のコンテンツは、孫正義氏が弟の泰蔵氏に話した目標設定方法でもあるので、ただ明確な日々のやるべきことをこなすだけで目標に到達するようになります。
人は、イケるかもしれないと思ったことにはやる気を出す傾向があるので、今回目標を正しく決めていくことができるようになれば確実にあとは情熱を持って前へと進めばいいだけになります。
目次
今回のテーマ:KGIの設定
KGIとは、すなわちKey Goal Indicatorのことです。
ここであなたに一つ、覚えておいて欲しい概念があります。
それは、『目標とは、夢への設計図である』
ということです。

目標を立てるとは夢への設計図を描くこと
想像して欲しいのですが、もしもあなたが家を新築してもらうとして大工さんにどのような家がいいかを話し合って決めていくとします。
そこで、あなたは大工さんに完成予定図を見せてもらおうとしたところ、大工は口頭で『大体他の家と同じくらいで、快適なように作っておきますわ!イメージは頭の中にバッチリっす!』
みたいに満面の笑みで言われたらどうでしょう?
いや、完成図見せろ!って思うのではないでしょうか?
実は多くの人が目標設定でこの大工さんと同じことをやってしまいます。
頭に叩き込んでください。
目標設定第1法則:曖昧なものは形にならない
曖昧なものは形にならないと明記して下さい。
孫泰蔵氏が東大に2回受験失敗した時に、本格的にマズイ!と思ったそうです。
その時に兄の孫正義氏に言われたことは、『事業でも勉強でも綿密な学習計画を立てることが最も重要で、毎日を足し算する計算ではなく、目標を決めそれをするために1日に何をせねばならないか割り算式で計画を立てる』ということでした。
それから泰蔵氏は受験までの1年間の学習計画を1ヶ月もかけて作成しました。すると、1年間で100冊の参考書を終えるために、1日18時間の勉強が必要だということがわかりました。ところが実際はなかなか18時間もこなせずに、再び兄から注意をされます。
『できないのは仕方がない。しかし、やったつもりになるのは一番悪い。曖昧な部分が経営では命取りになる』
その後は、その忠告通り計画を徹底させていき、全国模試では全国3位にまでなり見事大学に合格したといいます。

目指す場所が曖昧な人間が実に多いのは問題だ
同じく、我々もまた目標を立てるとなれば、そこを曖昧にしてはなりません。
例えば、いつかタイに住みたいと言っている人は中々実現は難しいと思います。
逆に、来年の2月からタイのバンコクにHUBBAっていうコワーキングスペースがあるからそこで日中はプログラマーの仕事をして、夜はタイ人の友人3人と共にゴーゴーバーに行って、近くにある家賃3万円で住めるアパートで2年間生活をする予定。
と語る人は、実際に行動を起こしやすいでしょう。なぜなら何をすべきががより明確だからです。
このように具体的にしていく明確力は力なのです。

明確化する行為は力である
目標の本質とはプランニングであり、設計図を作成することです。
人生の設計図を描くと考えましょう。
目標第2法則:目標は具体的にすればするほど、明確にすればするほど現実化する
ではどうやって目標を具体的にするのでしょうか。
実は目標を具体的にするためにはツールがあります。目標を具体的にして、どんどん実現していくための魔法のツールとはすなわち”数字”です。
豊臣秀吉は数々の美しい城を作ってきましたが、いくらあの時代で城の設計をするとしても、柱は大体このくらい〜なんて適当なことは言いませんでした。
なぜならこれだと絶対に実現しないということは人類が古から証明しているからです。

太古の創造物は皆、明確化された目標の積み重ねの集大成
ある程度栄えた文明は数字や計る基準とするものが存在しており、それらによって頭で描いたものを具現化していきます。同じく、あなたが決めた情熱が持てるミッションやゴールも全て、数値を使って表現するようにしてください。
KGI(キーゴールインジケーター)とは、”目標達成への鍵となる指標”のことです。
どのような項目が、いつまでに、どのような数値になっていたらあなたの目標が達成したかを示したものです。あなたの目標がたとえば、”仲間と共に楽しく世界を救うこと”としたら、どんな数値が必要かを考えていってください。
まず、仲間はいったい何人必要なのでしょうか?4人の仲間と共に行うのか、それとも5000人の仲間と行うのかで全然違います。
そして仲間の定義も考えていく必要があります。たとえば収入に関しても、どのくらいの労働時間でどのくらいの収入でやっていきたいでしょうか?
1日12時間労働で、月に12万円くらいの仲間たちでしょうか?それとも1日6時間労働で、月に80万円ほど稼ぎを出している仲間でしょうか?

“世界を救う”方法は山ほどある
もしもそれが楽しいと感じられたり、ビジョンや目標に関係ないのであればいいのですが、できるだけ具体的にしていくことで何をしていくかが明確になってきます。
楽しいというのも、数値化できるものもあります。
たとえば、”勇者のように戦って困っていた人たちから感謝されること”が全員一致で楽しいという価値観なのであれば、感謝のメッセージなどは月にどれくらい届いているかとかも決められるのではないでしょうか。
このように、あなたの掲げているビジョンはいったいどのような数字で表すことができ、達成したと言えるのかをしっかりと考えていく必要があります。
繰り返しますが、KGIはどのような指標にしていくかが非常に大事であり、あなたがパッションを持てる目標はいったいどのような体験で、指標を満たすことなのかということを明確にして決めていくようにするべきです。
いつまでも同じ結果の人間は総じてここができていない場合が多いものです。
そうなると情熱も失せてしまい、漠然とやったところであなたの望んだものの通りになるのかが結局のところ分からなくなってしまいます。
学びを行動に移す4つのステップ
それではこれから、実際にあなたに目標を決めてもらうために時間を取ってもらおうと思います。前回の記事で、あなたの情熱が決まっている場合はその目標を引き継いでください。
あくしょんステップ1
目標やミッションにKGIを設定する
3年後の月の収入は100万円で、クレーム件数は1ヶ月に3件未満。
1日7時間労働で、感謝の手紙は100件以上!みたいな感じで数字を使い具体的にしていくようにします。そのミッションに対する数値の切り口、指標、数値を決めて行き細分化して明確にしていきます。
あくしょんステップ2
何年後に達成できるのか決める
孫正義氏の言葉を借りれば、目標は足し算ではなく割り算で決めて行きます。その状態になるのは、いったい何年後かというのかを出していきましょう。
何年後に実現したいかなどの数値を出すとそこに責任が発生し、責任が発生すれば人は動けるようになってくるものです。
あくしょんステップ3
期間を半分にした時の細分化したKPIを書く
5年後に達成したいのであれば、その半分の2年半後にはどのような状態か、ということです。この、ゴールを細分化した中間地点の指標のことをKPI(Key Performance Indicator)といいます。
KGIでゴールの指標を決めたら、KPIでパフォーマンスの指標を決めていく形です。
あくしょんステップ4
さらにその半分の年のKPIを書く
5年であればその4分の1の1年と3ヶ月後には何をしていなければならないでしょうか?
2人は仲間がいて、それぞれ15万円の収益を月に発生しているとか、具体的にします。するとその仲間はどこで見つけるのかなどもわかってくるのではないでしょうか。
このように期間が遠すぎたものでも、近づけると、どのように進んでいけばいいかがわかってきます。そして、細分化を続けて、1日分にまで落とし込むことで、日々何をやらなければならないかもわかってきます。
孫泰蔵氏の1日18時間勉強しなければならない!などもそうですね。
あなたが達成したいことを成し遂げるためには日々何をしなければならないかを知ることができれば、あとはこなすだけになるので簡単になってきます。それを日々、実践できるかどうかはあなたの情熱次第でもあります。
この記事もまたそのKPIの一部として作られたものでもありますので、是非ともあなたも実践して多くの人たちに影響を与えるものを作り上げていってください。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございます。
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