リブロス【図書館】

人を信用しない者ほどお金を貯めこみ誰にも助けてもらえなくなる。

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仮に今あなたが18歳だとして、これから社会で独り立ちして生きていくと仮定しましょう。

社会に出て夢を追いかけるにしろ、安定した生活を送るにしろ、あなたはすでに持っている4つの資源を使いながら生きていくことになります。

それが、「お金」、「スキル・知識」、「時間」、「信用・信頼」の4つです。

アルバイトで生活をするというのであれば、"時間"という資源を"お金"に変換していくことになりますし、大学に進学するというのであれば"時間"と"お金"の資源を"スキル・知識"へと変換することになります。

ここで自分の望む人生を生きていく上で必要なことは、どの資源が自分にとって最も大切なのかの優先順位をはっきりさせておくことでしょう。

たとえば、仮に100万円という"お金"を失うような失敗をしたとしても、取り戻すことはできますし経験という"知識"が手に入る一方、その失敗で失った"時間"や"信頼"というものは取り戻すのが難しくなります。

スティーブ・ジョブズ氏はかの伝説のスピーチの中で「生きられる時間は限られている。だから、他人の人生を生きることで君の人生を空費してはならない。」と述べていましたが、目的もない単調な仕事に"お金"のためだけに自分の"時間"をただ浪費しているのであれば、「その年になってもビジョンのない人」と思われ実は"信用"までどんどん失っていくので、速攻でその仕事をやめたほうがいいかもしれません。

Your time might limited, so don’t waste it living someone else’s life. 生きられる時間は限られている。だから、他人の人生を生きることで君の人生を空費してはならない。

最近では、正直な発言をする"信用"のある人がどの世界でも活躍してきており、クラウドファンディングなどが広まったことにより"お金"は"信用"を数値化したものだという考えが定着してきています。

ところが、"お金"と"信用"はお互いに変換効率が違うため、"信用"のある人がお金を稼ぐことができても、"お金"がある人が"信用"を得ることは難しいものです。

そう考えると、"お金"というものは二度と取り戻せない"時間"や、変換効率の高い"信用・信頼"と比べるとそこまで価値はないと言えるでしょう。

当時40歳の画家のパブロ・ピカソは30秒で描いた落書きを1万ドル(100万円)の価値があると言っていましたが、その理由として「この絵を描くのにかかった時間は40年と30秒だ」と答えているように、"スキルや知識"にかけた長年の"時間"の積み重ねがピカソの"信用"へと変わったことでそのくらいの値段が付くのは当然だと考えていました。

ピカソ「私が紙にツバを吐けば、額縁に入れられ偉大な芸術として売りに出されるだろう」 By Paolo Monti - Available in the BEIC digital library and uploaded in partnership with BEIC Foundation.The image comes from the Fondo Paolo Monti, owned by BEIC and located in the Civico Archivio Fotografico of Milan., CC BY-SA 4.0

内閣府の寄附金の国際比較によれば、アメリカやイギリスでの寄附金の8割以上が個人寄附が占めていますが、日本の場合は個人の寄附は2割にも達しておらず、これは裏を返せば日本人は他人や機関を"信用"できない結果、"お金"を他人のために使うよりも貯め込む方を好んでいるのではないでしょうか。

ところが、4つの資源の優先順位がわかっている人は、"お金"は"スキル・知識"、"時間"、"信用"よりも価値が低いということがわかっているため、どんどん優先順位の高いものに変換していく傾向があります。

Microsoft日本法人の元社長である成毛眞さんは、本を読む"時間"を確保するために毎日通勤はタクシーを使い収入の半分を本に費やしていたそうで、成毛さんは「お金→時間→知識・スキル→信用→さらなるお金」への変換サイクルを上手に行っており次のように述べています。

毎日5000円、年間200日通勤するとして、たかだか100万円。時間だと、400時間か。400時間も本を読めば、200万円稼ぐのはそんなに難しくないと思うんだけど、みんなやらないんだよね。

お金と時間とスキルと信用の変換

自分の持つ資源を何と交換するかを常に考えよう。秒単位で資源は変動する。

もし、あなたの変換がうまくいっているかどうかを確認したいのであれば、あなたが困っている時に全力で助けてくれたり応援してくれるような人が現れるかどうかで考えてみると良いでしょう。

誰も助けてくれる人が現れないのであれば、それはあなたが"信用"を得るために日頃から使っている"お金"や"時間"の資源の使い方が間違っているからだと気づくべきです。

なんでも安く素早く手に入る時代だからこそ、人にもっとお金と時間をかければ信用が生まれる。

時間が無限で年をとらないというのであれば、"スキル"も"お金"も"信頼"も労力次第で手に入れることができるでしょうが、残念ながら時間は有限なのでなるべく優先順位の低いものから高いものへと変換していくことが重要になってきます。

地球の人口の0.2%しか存在しないにも関わらずノーベル賞の22%はユダヤ人が受賞しているそうですが、ユダヤ人は歴史的に見ても移動が多い民族であるために、持ち運びが簡単で盗まれない資産であるとして"知識"を身につけるために"お金"を惜しまない習慣があるといいます。

要するに4つの資源全てをいかに高回転で変換していきながら資源の総数を増やすかを考えることが重要で、変換効率の高さから考えてみても優先順位は 1, 信用 2, 時間 3, 知識・スキル 4, お金 の順番になるのではないでしょうか。

信用を手に入れる

手に入れるべき優先順位は 「1, 信用」 「2, 時間」 「3, スキル」 「4, お金」。

まとめ

「星の王子様」の一説に「本当に大切なものは目には見えない」という言葉がありますが、4つの資源の中で唯一目に見える”お金”を大切にしすぎた結果、本当に大切なものを見失ってしまっている人は多いものです。

家族を大切にしようと仕事を頑張る結果、家族と過ごす"時間"が取れなくなるのはその最たる例で、数字として目に見える"お金"を手にしようとするあまり目に見えない家族からの"信頼"を育む"時間"を十分に取れていない可能性があります。

もしも、あなたがこの4つの資源をうまく変換できていないと気づいたのであれば、これからは使い方を変えてみてはいかがでしょうか。「できてない」を自覚することが「できる」までの道の第一歩なのですから。

 

【Yoshiyuki's Eye 村上はこう思う】

 

「時は金なり」とは昔からよく言いますが、実際は二度と取り戻せない時は金よりも重要じゃないかと子供の時から思っていました。

実際、投資家ジョージ・ソロス氏やビル・ゲイツ氏、ウォーレン・バフェット氏も口を揃えて「お金は稼ぐよりも使う方が難しい」と答えていますが、それはつまり彼らですらお金を価値のあるものに変換するのに苦労しているということなのかと考えてしまいます。

私自身、今回の記事を書いていくうちに気づいたこととして、変換することは確かに大切だけれども、いかに早く回転させるかはもっと重要だということに気がついたことです。

回転が遅いプロペラ機が飛ばないように、いくら"お金"を"スキル"へと変換しても、"時間"がかかっていたら使い物にならないのではないでしょうか。

そう考えると大学に何年も留年していたり、起業準備中なんて馬鹿らしいですけどね。

 

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